リーディング教材 「ディックとジェーン」シリーズ

ORT(オックスフォード リーディング ツリー)は高い

モモちゃん(3歳半)のために、リーディング教材を購入しました。

リーディング教材といえば、「オックスフォード リーディングツリー」という絵本のセットが有名ですが、あれ、

高いですよね。

 

リーディング教材「ディックとジェーン」(Dick and Jane)とは

そこで、とりあえず古き良き(?)「ディックとジェーン」(Dick and Jane)シリーズを試してみることにしました。

 

「ディックとジェーン」は、1950〜60年代、アメリカの小学校で広く使われていた、読み方の初級教材です。

Dick and Jane: Go, Go, Go

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内容は、ディックとジェーンの兄妹、それに両親とペットの犬の日常を描くシリーズものです。

 

リーディング教材「ディックとジェーン」(Dick and Jane)は不人気で過去の遺物?

「ディックとジェーン」は内容が退屈なことで有名で、さらに登場人物がほとんど白人だけである(人種の多様性を無視している)ことが問題になって、今ではほとんどの学校から姿を消したように聞いています。

 

英語版ウィキペディアによると、著名な絵本作家であるドクター・スース氏も、「ディックとジェーン」を痛烈に批判していました。

(モモママの微妙な英語力で正確に読み取れたか、不安なのですが、多分そう書いてありました)

Dick and Jane - Wikipedia

 

しかし、いいところがあって、広く普及したからこそ、批判にさらされる機会も多かったということかもしれないと、前向きに解釈してみます。

 

アメリカでは、復刻版の絵本が出版されたり、「ディックとジェーンカレンダー」が発行されたりと、根強い人気があるようです。

Dick and Jane 2019 Calendar

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この映画(「おかしな泥棒 ディックとジェーン」2005年)も、明らかにこの初級読本を意識しています。

 

とりあえず一冊、モモちゃんに与えてみて、様子を見たいと思います。

 

モモママが「ディックとジェーン」を知るきっかけとなった本

よその子―見放された子どもたちの物語 (トリイ・ヘイデン文庫)

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字を読むことができない、識字障害(ディクレシア)の1年生の女の子が、ディックとジェーンの本を「読む」感動的なシーンがあります。

名著です!おすすめです。