色々な考え方があると思いますが、
私が思うに、幼児英語の基本は、
大量のインプット+アウトプットの機会
です。
動画視聴などで英語の音、リズム、単語、表現に親しみ、それらを聞いて理解できるようになる(インプット)
と、
知っている英単語や表現を自分で扱い、組み合わせて発信する(アウトプット)
と、両方が必要で、この二つが核になると思います。
そして、アウトプットするためには、アウトプットを促す環境、アウトプットする必要性が必要です。
私は語学学者でも何でもないので、話半分に聞いてほしいのですが、私は、「何か(教材など)を聞くだけで話せるようになる!」ということはありえず、話すことによって話せるようになると感じています。
その対話は、実際の対人でなくても、心の中で言葉を紡ぐだけでもいいのです。はじめは真似から始めて、とにかく自分で単語を並べる、文を作るということ(練習)が必要です。
母語獲得のときにも、無意識に、赤ちゃんなりにこの練習をしていると思います。
世の中には、父と母で使用する言語が違うとか、幼い頃に移民したとかで、豊かな言語体験をする人たちがいます。そのような人たちは、
「◯◯語は、何と言っているかは聞いてわかるが、自分で話すことはできない」
という種類の言語習得をすることがあります。
これは、(その必要がなかったため)、◯◯語を話す練習をしていないからだと思います。
このように、聞いて理解する力と、話す力(自分で文を組み立てる力)は、密接に関連するものの別のもので、伸ばすにはそれぞれ働きかけをしなければなりません。
インプットは、いろいろいい映像教材があるので、何でも好きなものを使うのがいいでしょう。
私のおすすめは
YouTubeキッズ アメリカ版です。
関連記事:英語育児のやり方 ⑩YouTubeキッズのすすめ - 英語育児―モモちゃんの子ども英語
無料です。
初めは、親がよさそうな易しい動画を選んでやって、子どもが自分で動画を選びたがるようになったら、子どもに任せるのです。
子どもが喜んでみる動画こそ、最良の教材です。
アウトプットの機会は、親との会話(語りかけ)でもいいと思いますが、
- 親が英語に堪能ではない場合は難しい
- 親から子に、母語(日本語)を伝える機会が減る
- 少し大きくなると、子どもは親と日本語で話したがるようになる(という例が散見される)
という難点もあります。
私は、英語力に自信がないということもありましたが、
母語である日本語を、人任せにせず自分で伝えたいという気持ちが強くて、語りかけはあまり熱心にやってきませんでした。
そこで、英会話こそ外注して、プロにお任せすることを選びました。
幼い子供が、画面の向こうの見知らぬ外国人と外国語で会話するというのは、たしかに、ちょっとハードルがあります。
- インプットを何か月かして、ある程度聞いて理解できるようになってから始める
- 子どもの態度に関わらず、英語で質問されること、つまり、アウトプットの機会があること自体に意味があると考える(答えなくても、頭の中では無意識に返事を考えるから)
のが、コツでしょうか。
初めはレッスンの進捗や、先生にどう思われるか、費用対効果に目を瞑り、子どもの態度が不甲斐なくても目を瞑り、とにかく楽しく過ごすことだけを考えて3ヶ月続けてみましょう。
時間中ずっと、ゲームだけしていても大いに結構です。
子どもの生活に、英語で話す相手がいる、これが重要です。
3か月やってみて、それでも、子どもが嫌がるとか親のストレスになるとかだったら、時期を改めることを考えていいと思います。
モモは、新しい先生だと恥ずかしがって話せる言葉も話さないので、私が頑張って予約を取り、慣れた先生と話せるようにしています。
少し大変ですが、慣れた先生だと、毎回自己紹介をすることなく、実のあるおしゃべりをすることができます。
しかし、毎日同じ先生と話すと、正直話題に困ることもあるので、何人かお気に入りの先生をもって予約を取り、順番に受講するようにしています。
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