突然ですが、モモはピアノを習うことになりました。
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に続く5個目の習い事・・・ですが、そういうほどのことではありません。リトミックの先生(ピアノの先生でもある)が、リトミックの時間中、またはその前の時間に、ピアノ遊びもさせてくれることになった、というものです。
場所も、先生も、いつもと同じです。
大切なことに、家での練習はしてもしなくても自由、との了解も取り付けました。
この最後の事項は、絶対許されない、ピアノレッスンに対する冒涜だと思い、破門も覚悟でお願いを申し入れたのですが、意外にあっさり了承してもらえました。
私が子どもの頃とは、ピアノレッスンの事情もいろいろと違っているのかもしれません。
昔と比べ、ピアノを習う子どもが減っているということも耳にしたことがあります。
業界的に、習う親子のワガママな要望を受け入れなければならない、難しい状況なのかもしれません。
なにはともあれ助かりました。
モモはオンラインのピアノレッスンを受けたこともあるし、ヤマハ音楽教室に通っていたこともあります。
6歳にして3回目のピアノチャレンジです。
ところで、私はピアノの練習、ひいてはピアノというものに嫌な思い出があるのです。そのため、3歳か4歳のモモに一旦はピアノをやらせたものの、モモ自身に意欲がないのを感じると、続けさせるパワーも湧かず、すぐに辞めさせてしまったのです。
それが、また始めることになったのは、
私の親が「やらせなさい」と言ったからです。
親は、私に、ベートーベンの親もかくやと思うほどのピアノの虐待的指導(?)をした張本人です。
どんなに嫌がっても、毎日、罵倒されたり殴ったりされる「ピアノの時間」からは逃れられず、
私も一時期は、何も頭で考えないまま、何も感じないまま、ひたすら時間が過ぎることを祈ってピアノの前で指を動かすようになりました。
しかし、そんなやり方では何も身に付かず、私は自尊心を失い、ピアノに対する嫌悪感と恐怖心を抱き、「何もしてくれない方がよっぽど良かった」という結果になりました。
両親も、大正生まれの祖父母もピアノを弾き、家にはグランドピアノが2台あった家の体たらくです。
反面教師にはなっています。
ピアノにせよ英語にせよ、こういう風にしてはいけないのだ、とわかります。
親は、私に対するピアノの取り組みが失敗だったことはわかるようですが、それはそれとして、孫のモモが「ピアノもやらせてもらえずに」大きくなるのを見ているのが耐えられないようです。
それと、モモも、何もわかっていないのでしょうが、最近、時々「ピアノやりたい」というのです。
親+モモの連合軍に負け、
妥協の産物として、リトミックの先生にピアノに触らせてもらうことになりました。
リトミックの先生には、「将来モモが大人のピアノを始めたいと思ったときに、とっかかりとなるような、楽しいピアノとの思い出を作ってやりたい」と伝えました。
それで十分だと思うし、万が一モモが今からピアノにはまって自主的に練習し上達するならそれはそれでもよいと思います。私はただ見守ります。
少しほっとしました。