モモ(年長5歳)は、普段、英語をあまり話しません。
保育園は英語の絵本1冊もなく、英語の歌を歌うことも一切ない日本の地域の保育園で、家庭でもまず英語を使うことはありません。
モモが英語を話すのは週2回25分のオンライン英会話レッスンの時くらいです。それもごく簡単な単語や文だけ。
もののはずみで親の口から英語がでようものなら、モモが「英語やめて」というくらいです。
それでも、モモが日本語を話すとき、英語の単語が混ざって出てくることがあります。
モモが英語の動画を見て覚えた単語で、対応する日本語を知らないときに、そういうことが起こります。
例えば、 magic wand(魔法の杖)。
モモがwagic wandというたびに、さりげなく「あー、魔法の杖ねー」と言い直しています。
magic wandは、アニメBen and Holly's Little Kingdom(ベンとホリーのリトルキングダム)から。
しかし、最近では、モモの単語レベルが上がって、モモが何を言いたいかわからないことも出てきました。
日本語で言い直してやろうとしても、そもそも私が知らない英単語なので、どうもしてやれないのです。
それほど頻繁にあるわけではないのですが、心配しています。
モモはここまではっきり日本語環境にいるのだから、日本語がはるかに優位で、日本語と英語を混ぜて話すことなどないと想定していました。
インターネットで調べると、
二か国語環境にいる幼児が、言葉を混ぜて話すのは発達の過程でよくあること
という人もいました。
一方で、日本で、「日本語で話しているのに時々英単語を混ぜる人」に対する風当たりはものすごく強いと感じています。
「自分は英語を十分に操れる」と感じている人が、日本にはあまりいないせいでしょうか、
- 英語ができる自慢
- 英語ができない自分を軽んじている
ととらえられ、反感を買うのだと思います。
たとえば最近では、小池百合子東京都知事が9月入学制度導入に関して、
「私は長年の9月論者の一人。(導入を)『来年にします』では、モメンタム(勢い)を無くす」
などと発言し、それで反感を買ったりしていました。
そして正直私もその気持ちわかります。
このような情勢であるから、モモが英語と日本語を混ぜて話すのは非常に気がかりです。
保育園でどうしているか、知りませんが・・・
家の外では、絶対に英語を混ぜて使わない、そういうスキルを身につけてほしいものです。