モモちゃん(年中4歳)の英語の自力読みは、少しずつ少しずつ進んでいます。
長い間、幼児がどうやって英語の読み方を身につけていくのか、私には見当もつきませんでした。インターネットの情報を頼っても
- いつの間にか読めるようになった
- フォニックスを教えたらあっという間に読めるようになった
- 3歳前に読めるようになった
という賢いおこさまの事例ばかり。
どなたかの参考になればと、モモちゃんの英語読み方習得の記録を詳しめに書いておきます。
もちろん、いまだ途上(というか始めたばかり)ではありますが、後でまとめて書くといろいろ忘れてしまうと思うので。
①基礎的なフォニックスを習得(動画で)
まず、2歳で英語育児を始めてすぐから、フォニックス動画を見せるようになりました。
特にフォニックスを習得してほしいと考えていたわけではないのですが、
「Aという文字、あっぽーという発音、リンゴの絵」
からなる単純な動画が、英語の導入にいいと思ったのです。
例えばこんなもの↓
結果的に自然にフォニックスを身につけられたので、良かったです。
今では毎日動画を見るモモちゃんですが、実はうちでは、2歳まではほとんどテレビ・動画の類は見せていませんでした。小さい子にテレビはよくないとか思って・・・
だから、こんなシンプルな動画でもモモちゃんは喜んでみました。
②3文字単語(pigなど)をなんとなく読めるようになる
「ぶ」と「た」で「ぶた」になるのは簡単ですが、
「p(ぷっ)」と「i(いっ)」で「pi(ぴ)」になるのは、なかなか理解が難しかったようです。
オンライン英会話レッスンで、よく取り組んでもらいました。
(こういうカードも使いました)
③サイトワードを習得(カードで)
サイトワード(sight word)とは、英語の重要基本単語のことです。ぱっと見ただけで(sight)読める必要がある頻出の言葉たち、です。
SnapWords
Child1st Publications, LLC SnapWords List A Pocket Chart Cards - Sight Words
(クリックするとアメリカのアマゾンに飛びます)
これはいい!これは素晴らしいカードです!
これを使って、モモちゃんは2か月くらいの間に数百の英単語を読めるようになりました。
少し値段が高く、アメリカのアマゾンから購入しなければならないのが痛い点ですが、ほんとうに、それだけの価値があります。
英語の取り組みはすべて遊びの延長で、場を設定し、モモちゃんに何かを見せて、「はいこれは何ですか」というのはほとんどやっていないのですが、このSnapwordsだけは例外です。朝起きて数枚、夕方数枚、隙あらば数枚と、モモちゃんに見せて読ませました。
どんどん読めるようになるので私も楽しかったし、モモちゃんも読めることを喜びました。
親子とも楽に楽しくサイトワードに取り組みたい方には、心からお勧めできます。
関連記事:
④英語の本の読み聞かせ
epic!というオンライン英語絵本読み放題サービス(電子書籍)で、英語絵本に触れさせました。それまでの、英語動画(音声英語)中心の取り組みでは、英語の文字、書いてある英語に接する機会が圧倒的に少ない!と思い、それを補うためです。
epic!についてはこちらをどうぞ:
という取り組みをしてきて、今、モモちゃんは
He is happy.
green apple
程度の英文なら初見で読めるようになりました。
何度か読み聞かせをしていて内容を知っていたり、気に入った本でぜひとも読みたいという気分になれば、もう少し難しい文も読めます。
紙の英語絵本もいろいろ買い与えましたが、今のところ、一文あたり2、3単語程度の文が、本人が心地よく読めるようです。
昨日読んでいた絵本↓
I Like Fish (Step into Reading)
1ページに「I like fish.」とか「Big fish」という程度の絵本です。
モモちゃんが2歳になったばかりの、英語育児を始めたころに買った本です。あの頃、モモちゃんは食が細くて、ただ焼き魚だけは喜んで食べていました。それで買った「I like fish」の絵本・・・今になって読んでくれて、嬉しいものです。
もちろんこれは1人の幼児の事例でしかありません。
小学生になってから読み書きに取り組んだほうが効率がいいという意見もあります。
ただ、幼児から始めることの利点もあって、それは、幼児なら絵の多い単語数個だけの簡単な絵本を心から楽しめることです。楽しい楽しいのうちに、読み方の初歩を学ぶことができるのです。大人や小学校高学年以降の子供は、複雑なストーリーに慣れてしまって、シンプルな絵本をそれなりに楽しむことはできても、心から楽しむことは難しいですよね。
幼児に英語の読み方を教える方法には、
Teach Your Child to Read in 100 Easy Lessons
この本に書いてある通りにレッスンする方法。
レッスンの進め方、親がいうべきセリフが全部書いてあるそうです。1日20分くらい、本の通りにレッスンすればいいというもので、アメリカでは有名みたいです。ただし、本の中身は全て英語です・・・
あと、本を暗唱させ、本に書いてある文字の並びとのつながりを子どもに気づかせるというやり方もあるようです。
多分他にも色々あると思います。
日本語の読み書きは、親からの働きかけのほかに、
- 園で先生が絵本を読んでくれる
- お友達とお手紙交換
- 家の内外にどこでも目に付く日本語の表示、看板
などで、促されると思いますが、英語はそうはいきません。
親の働きかけ、環境調整がより重要になってくると思います。
そうはいっても、まだ読む準備のできていない子どもにやいのやいの言っても逆効果ですし、数ある方法の中で子どもに合った方法で読みを導入していく必要があります。
親の腕の見せどころですね。